焼き肉屋りょう

1日来客数20人、平均予算3000円~3500円(1人)と決して安くはない価格でありながら、予約が無ければ入れない人気の焼き肉屋である。
焼き肉屋りょう店主「堀田亮二」

焼き肉屋りょうのオススメ

塩、わさびは、よほどに品質に自身が無いと提供出来ない味付けだ。
取材日は月曜。平日にも関わらず予約の電話が多く鳴る。カウンター席に着いたお客さんが、美味しい肉出して!という注文を。すかさず、今日はイチボが良いですよ!と。
イチボはおしりの方の部位。一般ではあまり知られていない部位だが、赤身肉で柔らかい。
毎日お店にあるわけでは無いが、良い肉が入ったからオススメした、とのこと。寿司屋では良く目にする光景だが、焼き肉やでこのやりとりは珍しい。自ら買い付けに行き、信用出来る肉屋から仕入れをしているから出来るのだろう。
6社の取引先、残ったのは1社だけ。

しかし、焼き肉屋を始めて苦労した事があるようだ。
それは肉の仕入。焼き肉屋をやるなら絶対に必要になるものが肉。しかし当時は(現在も)、仕入れが難しく、全くルートが見つからなかったようだ。
仕入先を見つけて交渉しても、肉質にバラツキがあり、とてもお客様にだす事は出来ないと考えていた。
最多6社の仕入れ先があったが、最後に残ったのはお肉いちばだけ。価格・品質、両方で他の業者が出来なったからだ。
仕入先を探す際は、この4点はどうしても譲れなかったようだ。
●国産牛、飛騨牛を取り扱っていること
●できるだけ価格が安いこと
●品質にバラツキがないこと
●鮮度が確かであること
店舗作りや集客など焼き肉屋もやることが多そうだが、仕入れる肉の品質も大事なのである。
最後にこっそり「1人前2万円する高級鉄板屋でも、肉質はお肉いちばの方が上やで?」と教えてくれた。
今後の期待とお客様へひとこと
『柔らかくし、噛み応えを良くする為だ』と堀田店長。全てのメニューにこだわりを持っている。
オリジナルメニューの開発・1枚1枚へのコダワリ
「肉は嘘つかんのっすわ。その肉に失礼の無いよう、最大限の味を引き出すのが僕の役目なんですわ!」
どんな業界でも上には上がいる。さらなる味の追求、さらなる努力をしていきます。